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44-45●古岩屋不動尊復元縁起●[遍路道沿い]
古岩屋は四国霊場八十八ヶ所四十四番札所菅生山大宝寺四十五番海岸山岩屋寺巡拝の往復路であり修験者の聖地修行場でもあって信仰にちなむ数々の伝説を生んでいる。 ここは北側玄関口に当たるが、この附近300ヘクタール一帯には高さ100メートルを越すものから数十メートルに達する円錐形礫岩峰が連立し四十九谷を形成する。信仰の観点からはこの岩峰そのものを不動尊とするものもある前面不動岳の中服、大歐穴には昔から修験者の創作とみられる不動明王がまつられその霊験はあらたかで近郷近在はもとより全国各地の参拝者による香煙がたえなかったという。しかしこの不動尊も風雪にさらされ幾星霜昭和初年老朽化した。 近年不動尊復元安置の願いが急速に広がり昭和四十七年十月久万町有志により奉賛会を結成し不動尊彫刻を愛媛県美術会名誉会員 故佐竹英一氏に依頼 原木は住吉神社境内の樹令五百余年のカヤの提供を受けて製作に当った。完成を間近にして昭和四十九年八月、佐竹氏が永眠され、師匠にあたられる佛像彫刻の権威日本木塑会佐々木大樹先生の御指導により御遺族長男田村宏氏を中心とする奥様と三人の御姉妹御弟子の増田勲氏の御協力により光背を製作、一本作り五メートルの近来稀な不動尊が完成した。礼拝堂は、愛媛県社寺建築界の権威人間文化財故窪田文治郎翁の製作、基礎事業は久万町故秋本勝清翁が当った。この工事は総合一貫してこの道のベテラン老巧の最終作品となりその期間三年にして見事実ったものである。 建設費総額弐阡壱百万円(昭和四十九年度米壱俵壱万参阡円)は奉賛会並びに久万町としより会の熱意ある募金により壱阡六百余名の淨財が充てられたものである。 合掌 昭和五十一年四月三日 開眼一周期に当り 古岩屋不動尊奉賛会長 黒川要 総高 4.90m(1485尺) 明王高 3.03m(920尺) 明王巾 0.72m(220尺) カヤの木による一本彫刻像 [2003年 四国遍路みちぞい物語]
by mitizoi
| 2010-03-14 20:17
| 44-45
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