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66-67●鰻淵(おうなぎさん)の伝説●[]
昔、大和の国(奈良県)から別所平内という人が、この地に来て谷あいを開墾して住んでいました。平内には源左衛門と源三郎という大変親孝行で信心深い二人の子供がありました。 ある年、四月から夏にかけて百日余りも雨がなく、大干ばつで作物は枯れ、人々が大変苦しみました。それを見かねた兄弟は困っている人々を助けようと、山の峰にこもり、七日間雨乞いをしました。最後の夜、美しい女の神様が現われ、お告げがありました。そのお告げどうり、翌朝地面を掘ったところ、清水がこんこんと湧き出ました。そしてその中からまばゆいばかりの五色の光と共に小さな黒い鰻が現われ、岩の上に登りました。更に兄弟が大雨を降らせて下さいと一心に祈り続けると、うなぎが再びもとの清水にもどるやいなや一天にわかにかきくもり大雨となりました。雨は田畑を十分に潤し作物はよみがえり、人々は助かりました。それ以後この淵はおうなぎさんと呼ばれる様になり、お参りする人があとをたたなかったそうです。 「観音寺誌より」昭和六十二年三月香川県 [2003年 四国遍路みちぞい物語]
by mitizoi
| 2010-03-14 19:08
| 66-67
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